平成30年度
委託加工工場衛生管理講習会

8月6日(月) 於 倉吉市上灘公民館     



資質向上を目指して

8月6日(月)倉吉市上灘公民館にて、学校給食用パン・米飯の委託加工工場及び、地場産物を学校給食用に製造・加工している工場の方を対象に衛生管理講習会を開催しました。

今年は「異物混入対策」を重点項目として、公益社団法人日本食品衛生協会 技術参与 佐藤邦裕氏を講師に迎え、「学校給食における異物混入対策 〜今、現場ではどんなことが必要か〜」と題してご講義いただきました。

佐藤講師は、まず始めに学校給食現場で発生した過去の異物混入事例を挙げ、異物の定義について説明されました。また、長年にわたり日本生活協同組合連合会にて品質管理体制の強化を中心に従事された経験を基に、防虫・防鼠対策の具体的な侵入防止措置や清掃時のポイント等を分りやすく解説いただきました。特に穀粉などから発生する貯殻害虫のトラップでは、専門家でなくてもできる対応についてお話しされ、参加者の方から「実践してみたい」といった声をたくさんいただきました。他にも、各施設ですぐに実践できる整理整頓の方法として、定位置管理と員数管理など具体的な対策をご教授いただきました。

 今回の講習会で学んだことを参加者が各現場に持ち帰り、各工場の衛生環境がより良いものになることを期待しております。


 講習内容ポイント

講義:「学校給食における異物混入対策 
           〜今、現場ではどんなことが必要か〜」

       公益社団法人日本食品衛生協会
        技術参与 佐藤邦裕 氏

  • 国民生活センターの調査によると、異物混入の最も多い食品は菓子類、次にパン・米・麺などの穀類、弁当などの調理食品となっている。しかし、注意してほしいのは、食べる人の対象によって異物混入の報告件数がかわっているのではないかと述べられた。

  • 学校給食施設で異物混入を防ぐ方策
    ○毛髪混入防止対策
    ・出勤時、作業服に着替える前にブラシ掛け、私服のローラー掛けを行う
    ・1日3回の工場内一斉ローラー掛けの実施
    ○防虫・防鼠対策
    ・飛翔昆虫のモニタリングを行う
     内部発生か外部侵入かはハエや蚊の種類によって異なるため専門家に見ても
     らう
    ・貯穀害虫のモニタリング
     メスのフェロモントラップの実施なら専門家でなくても対応できる
    ・防除作業
     味覚忌避剤、嗅覚忌避剤や粘着トラップ(屋内)、ケージトラップ(屋外)
     の活用

  • 定位置管理と員数管理
    片づけの際には、中に入っている数を明記しておき、決まった位置に決まった数が片づけられていることを確認する。
  • 限度見本の作成
    ブラシ等は使用限度の写真を提示しておくことで、交換時期を明確にしておくと良い。

佐藤邦裕 氏


    


講習会参加業者(順不同)

・(有)亀井堂・藤田製パン所・(有)福井製パン所・遠藤製パン所・米田ベーカリー・富屋製パン所
・(有)小谷パン店・(株)フラワーベーカリー・富士屋製パン工場・(有)木村屋・中西製パン所
・鳥取県パン協同組合・(株)まつした・鳥取ライスセンター・いなか食品(株)・菌興椎茸協同組合
・社会福祉法人ウィズユー・(有)こおげ農業開発センター・JA鳥取いなば船岡支店・JA鳥取中央直販課
・全農パールライス(株)・大幸(株)・大山乳業協同組合・手作り梨工房・鳥取県畜産農業協同組合
・(有)内藤製餡所・中嶋米穀(株)・(公財)鳥取市学校給食会



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